2013年10月 九州の旅・時どき山 その1.
目指すは由布岳・・・
午後3時に自宅を出てから快調に走り続け、お腹が空いてきたのは午後8時。
おにぎりとお茶を空中給油しながら岡山あたりを走行。
暑くもなく寒くもないこの季節は快適なんですが、それでも眠くはなります。
広島過ぎたら今度は車の給油でSAに止まらないと、目安は500キロです。
岡山・広島間の変化に富まない100キロは苦痛です。それを乗り越えれば次の下関までは何とか頑張れる。
夜明けに関門海峡を渡り、東九州自動車道に入ってしまえばもう安心。現在工事中で全線繋がってはいませんから出たり入ったりですが、景色が一変します。最初の目的地、由布岳が見えてきたらもうすぐ分岐、大分自動車道に入ります。
右だ! 右! 景色見てて標識見てません。
立派なお山が見えて来ましたよ。
この快晴、頂上までくっきり見えます。
本当にあそこに登るんですか?
緩やかに右カーブすると一旦由布岳を通り越してから「湯布院」で高速を降ります。
そして湯布院の街を通り越し、高速から見えた由布岳の反対側に向かいます。この道は大分県別府市と熊本県阿蘇市を結ぶ通称「やまなみハイウェイ」です。
午前6時、雲ひとつ無い好天です。
しかしずっと運転してきたので右足がかなり疲れ切っています!
登山靴を履くとわかるんですが、いつも右足だけきつい・・・
登山口に無事とうちゃく。
ちょっと歩行練習しないと普通に歩けません、背中は曲がったまま、足はヨロヨロです。
それでは、イザッ!
双耳峰を持つ1.584mの由布岳は累積標高差860mあり、およそ4時間の登山です。
薄くなって読みにくいのですが、「あっちへ行け!」というサインだけはわかります。
ちょっと登ればこの景色、眼下に湯布院の街。
もすこし登れば、空がだんだん広くなる。
そして双耳峰の付け根「マタエ」に到着。ここから西峰、東峰のどちらに向かってもほぼ同じ高さと時間。1メートル標高が高くなっていますよ!
先ずはアスレチックな西峰に向かいます、最初の取り付きがこの岩場です。
左下から右上へ登ります。
マタエから離陸!
他事考えないでしっかり前見て・・・
しかしどうしても後ろが気になる・・・
車を止めた所があんなに小さく見えます、ちょっと高度感あり。
東峰と比べて西峰は岩場が多く、進行方向を間違えないようにしないと。
あそこ登るんですか?
背中の景色が気になっています。
それでは行きましょう、ロープもありますから安心。
とは、言っても、下を見ると正直コワイ、落ちたらイタイ。
このゴツゴツの間を登ってきました。登っている時はそうでもありませんけど、降りるときにはちょっと恐怖感アリです。
景色が少し変わりました、遠くまで見ることが出来ます。
見上げた時はそんなに高く見えなかったけど、マタエ(左下)からあんなに登ったんですね。
そこをズームで。
休憩中の人、どっちへ行こうか迷ってる人、下山する人。
そして到着。四捨五入で1.584mですか!この傾き具合が美しい。
そのあと外国籍のグループ、英語塾の先生たちでした。
周りを一周したら下山します。
マタエ(右下)から続く東峰への登山道。
ここはお鉢めぐり(周回)も出来ます、しませんが。
そろそろ下りましょう。これから登る人も・・・
下から見ると何処を下りて来たのか良くわかりますね。
絶壁箇所は誰でも慎重になります。「そこ、アブナイです!」
マタエまで下りたらその勢いで東峰に登ります、休憩しちゃったらもうダメです。
西峰のあそこ登ったんだ!
下りは慎重にね・・・
そして東峰到着。先程の感激はありません、ほとんど同じ景色ですから!
大分方面は少し良く見えるのかな?
そしてすぐ下山しましょう。
ちょっと下りた所にお手頃な休憩場所があるんですね。
この景色、見納めです。
いろんな山の名前が書いてありますが、不勉強ですから。
記念に・・・
こちらは少し低いんですね。
どれどれ。
東から西を見るも3m程度の誤差では・・・
あの尾根の一番右端、少し膨らんだ所が山頂ですね、人が見えます。
そんなわけで途中少しバテましたが、何とか無事に下りてくることがきました。
由布岳、素晴らしい山でした。
駐車場でお会いした大分県の女性から「ここのお風呂に行きなさい!」と言われて。
JR由布院駅の近くです。
「極貧登山者」に見えたのか? いやそんなことは!
お安い事は良いことです。
ともかく良いお風呂でした。
今夜の夜食を近くのスーパーで仕入れたら阿蘇に向かいます。