2015年 九州旅・時どき山へ 3


2015年7月 九州の旅・時どき山へ その3.

南九州、知覧、又来てしまったよ・・・




飲酒運転になってしまいますから、えびの高原の駐車場で仮眠することに。
夜は長いですから天候の回復を待つことにします。
ところが目覚めた午前4時、風は収まらず雨もまだ少し降っています。
場所と天候のめぐり合わせは本当に厄介です。

今回の登山はもう全部諦めようか・・・なんて思ってみたりしましたが、
この先良いめぐり合わせの日だって必ず来るはず。
その時まで焦らず待つことにしましょう。

酔いも眠けも冷め、こんな時間にシャキッとしちゃうと動きたくなる・・・
今日一日ぐずついた天気のえびの高原に居座って回復を待つより、今日は晴れそうなもっと南に移動することも出来ます。

そうと決まれば、これからでも遅くない、いや時間的には早過ぎますが、ここでじっとしているよりストレスは溜まりません。

それなら山を降りて霧島温泉を下れば鹿児島空港・・・
夜が明ける頃、桜島を眺めながら南に向かうことにします。

そして・・・

高速の終点から指宿有料道路に入ります。
もう100キロ近く走って来ました。





この小さなパーキングから鹿児島の街と桜島が見えます。

桜島のテッペンはやはり雲に隠れていました。

きっと霧島・えびの高原も同じ状態でしょう。




午前7時の鹿児島市街。




開聞岳も良いけれど、もう一度知覧に行きたい・・・




昨年もここへ来ました。
色々な思い出がありますが、やはり強く印象に残ったのは「知覧特攻平和会館」
もう一度ゆっくり時間をかけて訪ねてみたいと思っていました。
最初は漠然とここに展示してある機体に興味があったことは事実です。
飛燕や疾風をじっくり眺めてみたいと思っていました。

しかし実際はここに展示してある若き特攻隊員が残した多くの遺書や写真などの資料の方が圧倒的にインパクトがあります。もう一度ここを訪れる機会があり、それらを時間の許す限り見ることができれば・・・と思っていました。


開館時間に合わせて知覧の街に入ります。




どこか違う雰囲気があります、この道を進めば・・・




到着しました、開館10分前。





早速、中に入ります。




ロビーや零戦展示室の写真撮影は可能なんですが、なぜかカメラを出す気になりません、
不思議です。

詳しくはこちらへ 「知覧特攻平和会館」

ここ知覧を特攻隊基地としての知名度を高めた人は初代館長の板津忠正さん、そして特攻の母・鳥濱トメさんだと個人的には思っています。

板津忠正(旧姓小椋)さんについては 語り継ぎたい平和への想い


結局館内には6時間ほどいました。
それでも目を通せたのは展示資料のほんのわずかでした。
まだまだ時間が必要です。

帰り際、武家屋敷にも足を運びました。

近くにある飛行場から特攻機が飛び立っていた頃、この場所はどんな状況だったのか?
当時どんな生活をされていたのか想像しながらメイン・ストリートを歩いてきました。





夏の午後、ひとけのない道・・・




成長が早いので、この時期にはこまめに手入れしないといけないんでしょうね。

テレビ・ショッピングの高枝鋏じゃ絶対無理でしょ!




案内板がありました。

「武家屋敷庭園群」なんですね。




英語版も参考になります。

「Chiran samurai residences」

mansion(マンション)は日本語になってるから使えなかった?




少し歩いて、鳥濱トメさんの関係施設へも行ってきました。

最も有名になった写真。




この場所なんですね。




庭から外に出たところ。




・・・




・・・




こちらは当時の食堂を復元して、資料館として中を見ることが出来ます。




・・・




街の中を通るメイン・ストリートを少し歩いてみます。

看板、標識、歩道、刈り込まれた木々、みんな新鮮です。




ここでしか見ることが出来ない「情景」があります。




そしてなぜか「開聞岳」が気になります。




駐車場まで戻るとき、もう一度来た道を帰ります。

もう観光客のいない武家屋敷では早速庭園の手入れが始まっていました。




それを興味深く眺めていたら、中から出てきた人とお話。

話の中で「このあたりのお家は色々と昔からのしきたりとかあって、一般人にとっては敷居が高いんでしょうね・・・・」なんてお話してたら。

その「敷居の高い」実写版?を見せていただきました。

なるほど、私だったらつまずく!!!!




こちらはお隣の部屋なんですが、白いラインの間が普通の敷居です。




外に出たらまだ作業は続いていました。

職人さんの技術は相当高いんでしょうね。




そして明日にはまた新しい観光客を迎えるんですね・・・

この美しさを保つのは大変だと思います。




「シザーハンズ」を思い出したりして・・・




これだけきれいですと、誰もゴミなんか捨てません。




2回目の知覧を後にして、お次は?




せっかくだから開聞岳でも見に行こう!




2015年 九州旅・時どき山へ 2


2015年7月 九州の旅・時どき山へ その2.

九州は今日も雨だった・・・








ぐぁ~~~ん!

どーする・・・

牧ノ戸峠の登山口は濃い霧と横殴りの雨・・・ これじゃ苦業&難行の世界です。

教訓「山は登れるときに登れ! 登リたくないときは登るな!」

駐車中の車は5台、皆様車内で待機中でしょうか。
まだ午前7時、もう少しゆっくりしてからでも、星生山から久住山そして中岳あたりまでのピストンなら時間的には大丈夫。


でもなあー・・・

これじゃー

その数分後、お隣の車が慌ただしく準備を始め強行するようですね。
完全武装でお出かけのようです。

それを見て私はもう一度寝させていただきます。

風でゆりかごのように揺れる車内、心地良い雨音・・・




目覚めたら雨は上がっていました、でもこの曇り空。

景色は望めそうもないし、まあ今回は中止にしましょう。

そうと決まれば早速行動!




雨雲を避け西に向かいましょう、できれば阿蘇山はイケるかも。





阿蘇大社を過ぎたら宮地駅の交差点を右折・・・





今年も阿蘇駅にやって来ました、そして道の駅で休憩。




早い昼ごはんをいつものヒライさんで補給します。




やはり天候はパッとしません、今にも雨が降りそうでございます。




走り出したら惰性で大津(おおず)を通過し一路熊本へ。




睡魔にも襲われず、ぐんぐん走ります。

高速に乗って南に移動しようかな・・・




鹿児島まで162キロ、距離的には近い。

でもそんなに離れれていないということは、あちらも同じ天気という話にもなりますが。




遅い昼食。

SAでカツカレー、さっきお弁当食べたはずなんですが。

退屈だと空腹も早く襲います。




水俣通過、もう少し頑張ろう!




宮崎県に入ると・・・

天は我を見捨てていなかったのでしょうか。

今日はじめての青空。




今回どうしても登りたかった「えびの高原」の韓国岳(からくにだけ)に行こうか、それとも一気に鹿児島まで行って開聞岳リピーターになるか?

迷う・・・こんなところで。

あと3秒!




まあ、予行演習も兼ねてどんな感じなのか、えびの高原に寄ってみることにします。

高速を出て最初の信号待ち。

どっちだ? どっちだ?

右です。





上から3番目の「白鳥温泉」が

ちょっと気になる・・・

そして左側の上から3番目、「吉田温泉」「京町温泉」も

ちょっと気になる・・・

山は???

こんな日は温泉でしょ!




なんとなく山が見える左に曲がる。




そして峠道を走ると・・・




白鳥温泉が待っていてくれました。




いつでも温泉に入れるならここでテント泊も悪くないし。




でも先ずはグダグダ言わずにこっちでしょ!

「女湯」が見えづらいですね・・・




いいお湯でした。

テント場は温泉から少し離れたところにあったのですが、「今日は天候が荒れそうなので誰もいませんが・・・」とな。

テントはあきらめて、ここから20分程のえびの高原まで行ってみることにします。

広大な駐車場があります。

観光地として、登山口として、えびの高原はかなり施設が整っています。




地図を見て登山口を確認します。




標高差は500メートル程、脇にある硫黄山はかなり元気な状態で、ガスの噴き出る音が聞こえてきます。




もうあたりはこんな状態・・・




今夜はここでテントを張って明日登るか、もう少し南下するか・・・

迷ってる間にどうしても「湯上がり状態」なのでビールが飲みたくなります。

ウインナーを焼いてスーパードライをいただきます、そして少し仮眠しましょう。

夜は長い!






2024.09 青森周遊・・・1

2024.09.04  午後2時 家を出ます・・・ 目指すは東北の青い森  2,212kmの旅 いつも深夜なのに今回は違う時間帯 真っ昼間の19号を走るのは久しぶりで新鮮 塩尻までの木曽路は昼間なら景色も空気も良くて・・・楽しみ   先は長いのでのんびり走ります      こんな...