2020 北海道 No.11

  北海道、知床から層雲峡へ・・・

知床・ウトロとお別れ

ウトロは非常に居心地の良い街でした。何か大きな施設があるわけでもなく、巨大スーパーも無くコンビニが２軒あるだけ、それでも海を眺めたり近くの道を散策したり野営場で遊んだりちょっと足を伸ばして知床峠を走ってみたり無料の温泉に入ったり、とても楽しかった３日間でした。

街のスケールはウトロより断然大きいのですが稚内にもこの街と同じような楽しさがありました。

今夜中に層雲峡へ向かう予定ですが、寄り道が多いとちょっと無理かもしれません。

途中でおやすみなさいとなるかも知れませんが、それまでは頑張ることにします。

海岸沿いの道を先ずは網走へ向かいます。

AM 09:40

道の駅 うとろシリエトクを出発して334号を網走方面へ。

走り出して数キロで「オシンコシンの滝」があります。広い駐車場があったのでつい入ってしまいました。せっかく入ったのだからどんな滝なのか見ていくことにしましょう。

道路から山側に少し登った所にあります。水量は豊富でマイナスイオンたっぷりの滝でした。それ以外には特に印象に残るものは・・・ありません。

最初は大きな２つの流れになっています。

そこから下に進むと幅広く落ちています。

涼しい風とマイナスイオンの中で10分ほど休憩したら駐車場に戻ります。

駐車場にある売店入り口で休む飼い熊。生きてませんよ、剥製です。

お次は「天に続く道」これは見に行かなくちゃ！

北海道には色々有名な直線道路があります、そしてその殆どが観光地となっています。

ここにも小規模ですが駐車場があります。きっと路駐で交通渋滞が起き近隣の方が迷惑したんでしょうね。

今日は私一人で独占です！

と、思っていたら1台入ってきました。

これですかっ！

「天に続いてる！」ようには見えます。が、実際には続いていません、気のせいです。

ここはメルヘンで「うおーっ、続いてる！」と感動することが大切なんだ。

（時間の無駄でしたか？）

332号から右折して92号に入ります。斜里の街を少し探検・・・

AM 12:02

「道の駅　しゃり」に寄っていきます。こちらにはインフォメーション・センターがあり、道路を挟んで食事と土産物販売のお店がありました。

レストランはお昼時で満席でしたので諦めました。

食事はもう少し我慢して、この先にある浜小清水の道の駅まで走ります。

AM 12:45

「道の駅　葉菜野花（はなやか）小清水」に到着。

ここにはアウトドア・ショップのモンベルのお店がありましたのでちょっと店内に入って物色。そのあとエリア内のコンビニでお蕎麦とパンを買ってお昼ごはん。あまりにも好天で車内は快適温度、お腹も膨れたのでシートを倒して1時間程仮眠しました。

そしてスッキリ・・・したら先へ進みます。

標識に「北見」の文字が・・・近づいてきました。

北見市は北海道の中でも大きな都市（人口順）だと思っていましたが実は9番目なんですね。

　１．札幌市

　２．旭川市

　３．函館市

　４．釧路市

　５．苫小牧市

　６．帯広市

　７．江別市

　８．小樽市

　９．北見市

１０．千歳市　　　　でした。あら網走市や稚内市が入っていませんね。

そして一度来たことのある「道の駅 流氷街道 網走」の前を通過します、あの時は雨が降ってましたね。私の過去の日本最東端はここなのかと思いましたが、屈斜路湖の和琴半島にも行ってますから微妙ですがそっちかも？

網走市内で右折して能取岬（のとろみさき）へ向かいます。

目の前にオホーツクの海が見えてきました。

「天に続く道」よりこちらの方がGoodかもよ・・・

駐車場に車を停めて岬を少し歩きます。

能取灯台が見えてきました。

国定公園になっているんですね。

広大とした緑の草の上に白い灯台。

周りはすべて青い空とグリーン・・・

知床連山はちょっと見えづらいかな？

能取湖方面に広がる放射状の太陽・・・

１時間ほど歩いて網走市内に戻ってきました。

突き当りは見覚えのあるJR網走駅、右折しまーす。

網走市内でガソリンを入れておきましょう、深夜の山中でガス欠は辛いですから。

PM 04:41　セルフ網走にて23.74L給油  ＠114　外消費税272円　合計2.988円

広い道路を少し走ったら北見方面の標識を目指して104号へ・・・

そこから右折して39号線に入ります。

もうこれで迷わず層雲峡まで行けるはずです。

PM 05:46

JR北見駅前を通過、北見市は初めてです。

旭川駅前を少しコンパクトにした感じでしょうか。

夕方のラッシュアワーでこんな感じです。

外気温28度、北見トヨペットが見えてきました。

「トヨペット」という響きが懐かしく感じます。

左折して高速道路に入ったほうが早いのか？　でもこれは39号のバイパスで距離は短そう、余計に時間が掛かりそうなので直進しましょう。

PM 06:00

北見市とお別れしてそのまま39号を走ります。

途中の温根湯（おんねゆ）には立派な日帰り温泉があり誘惑されそうになりましたが我慢！

留辺蘂（るべしべ）を通過したらあたりは漆黒の闇となりもう写真を撮ることはできなくなりました。

PM 07:45

層雲峡の駐車場に無事到着しました。

今夜はここで寝て、早朝黒岳に向かいます。

大雪山縦走（しかもピストン）は何処まで行けるのでしょうか・・・

この時期、いつもなら駐車場も満車状態なんですが今年はわずか数台です。

静かな場所でおやすみなさい・・・

Zuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu

2020 北海道 No.10

 北海道、日本最東端を走る・・・

カムイワッカの滝・道の駅 うとろシリエトク・ウトロの街の朝歩き・・・

PM 05：20

知床五湖を後にしてウトロの街に帰る予定でしたが、折角ですからカムイワッカの滝にも行くことにします。今日の午後、五湖へ向かう途中の電光掲示板に「カムイワッカの滝にて熊出没！車から出ないように」という文字を見てしまったのでちょっと心配ですが。

未舗装の道を走ること20分・・・

こんな道には無敵の四駆ですが、床下から石の当たる音が聞こえます。

ここはゆっくり大人しく運転します、キュイーーーン！

おびただしいオイル漏れの痕、みなさん舗装路と同じようなスピードでかっ飛ばしてここまで来てるんでしょうね。レンターカーなら宜しいでしょうが・・・

ほとんどの駐車スペースにオイルの形跡。

でもコレを見てしまった「時既に遅し！」でしょうね。

これが「温泉の川」でなければ本当に「なんの変哲もない小川」でしょうか・・・

ここには「湯の滝」と念押ししてあります。

流れる温泉であることが凄いんです。

さすがに裸になって入るにはチト温度が低いし、ちんれつ罪にもなりかねません。

熱い流れの所もありますから寝そべってみれば？

昔はずっと上流まで登って行けば適温の上等な露天風呂がいくつもあったそうです。

しかし事故が多くて危険な為、現在は立入禁止になってします。

水温のせいで岩に水苔なんかはついていませんから滑る心配はそんなにありません。しかし流れに足を取られて「岩の上 流水プール状態」になる可能性は多分にありそうです。

結局なんだかんだで半身浴程度に濡れてしまいました。

「いいお湯でした」とまでは残念ながら・・・してませんよ。

さっぱりとしたところでウトロの街に戻りましょう、日も完全に暮れてしまって真っ暗でございます。

ウトロの街の交差点にあるコンビニで夕食を買います。サッポロ・クラシックは常に車内在庫が有りますが、キーンと冷えてませんから1本買います。

「道の駅　うとろ　シリエトク」アイヌ語のシリエトクがシレトコ(知床)になったんだという想像はしてました。

シリ＝大地　エトク＝先端　で「大地の先端」だそうです、なるほど・・・

そこで食す「味しみ特製ロースカツ丼」と「厚焼き玉子」、ビールが旨い！

そしていつしか　Zuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu..........

AM 05:49

朝４時には目覚めましたが、グダグダしてたらもうこんな時間。

きょうは一日運転しますから、運動しておかないと。

早朝散歩します！

「道の駅　うとろ シリエトク」から出発。

お隣には知床世界遺産センターがありますが、まだ開いていません。

港の脇にある岩山「オロンコ岩」に登ります！

標高 60m   山頂を目指します、それにしても急な階段です。

大丈夫か？

一汗かいて山頂です、朝からキツイぞ。

山頂にあるプレート、ネンキが入ってます。

プユニ岬方面、知床観光船も客足がばったり途絶えて大型バス駐車場は・・・

回復すると良いですね、程々にね。

いろんな花がまだ咲いています。

この港内には魚釣りの人がいっぱいいました。中には40cm程の大物を数匹釣り上げている人もいます。魚は「カラフトマス」という名前だそうです。日本語ではこれもマスじゃなく「シャケ」なんだそうです。マスをシャケと謳って売っても不当表示にはならないの？

早朝から工事車両が動き始めています。

ウトロ漁港の後ろに道の駅（茶色の建物）があります。

上の写真の拡大したもの。駐車場の端に私の車・・・

オロンコ岩の下に見える岩は柱状節理？

「オロンコ岩」全体がそうなのかも・・・

下山？したら、この界隈を歩きましょう。

知床観光船おーろら、乗ってみたい衝動に駆られました。

ここは間違いなく秘境知床岬航路でしょう！

いや、乗ってませんが・・・

コンビニで朝食を買います。

道路の反対側には本州勢力が最果ての地まで攻め込んでいます、どーしたヒジカタ。

頑張れセイコーマート！

でも昨夜の夕食は7＆11でした。

もう中毒かもしれない・・・

天候やクマ出没情報そしていちばん大切な自身の体調などいろんな事が登山には必要です。ウトロの街には結局３日間滞在して羅臼岳に登る準備をしました。すべてのコンディションが整い早朝から気合入れて登れば長丁場ですがなんとか・・・　

しかし暗くなるまでに下山出来るかどうかちょっと不安でしたので諦めることにしました。

今年は例年より雪が少なく、登山道に残っている箇所は無いそうですが、その代わり熊の出没は多いそうです。食うか食われるか・・・当然食われます！

残念ですが他の山を目指すことにしましょう。