2024.07 九州へ・・・2

 

「坊がツル」でテント泊・・・ 九州 2.152kmの旅

 


 大分県の観光スポット紹介で坊がツルはこのように紹介されています

九重連山の主峰・久住山と大船山等に囲まれ、阿蘇くじゅう国立公園に含まれる標高1230メートルの場所に位置する日本では希少な中間湿原です

2005年、長者原のタデ原とともにラムサール登録湿地に認定されており、希少な植物の宝庫でもあります

「坊ヶづるキャンプ場」があるので、夏にはキャンプを楽しむ事ができます
坊がつる、坊ヶつる、坊がツル、坊ヶツルなどとも表記されます

文章を書く時一番困るのが・・・しかしどんな書き方をしても「坊がツル」は拒まない!

 

長者原の駐車場


まあこんなところです・・・という広域地図

 

 

三俣山には雲がかかってます、これからこの山の左側を通って行きます



振り返ると長者原ヘルスセンター、2階に温泉があること初めて知りました

 


4度目の九州自然歩道、坊がツルまでのコースはもう頭に入っています



必ずここで写真を撮る・・・何故だ?

上高地梓川の左岸に同じような場所があります


 

心地良い森の中をゆっくり歩いて行きます

 


このあたりは登山の雰囲気がまるでありません



緩やかな傾斜で体に負担がかからないから周りを良く目ることが出来ます

 

 

そして1時間あまり歩くと最初に目に飛び込んでくる坊がツル・・・

 

(2021年12月に撮影した写真です)

 

そして坊がツルに到着です

 

 

いつも変わらないこの景色

 

 

平治岳も6月の様に華やかではないけれど緑がいっぱいです



周りを見渡して深呼吸


 

「法華院温泉山荘」へ続く道

 

 

まず最初にマイホーム


 

変わっていないこの案内板


 

この街道の2枚看板・・・



一番好みの場所にマイホーム

景色が良く、風通しが良く、平坦で、静かで、匂わない、そして日当たり不要!

設営場所を決めます

 


テントの前にはドーンと平治岳



暑くて中にはとても入れません!

 


途中でお会いした外国人のご夫婦、大船山方面へ

 

 
 
おうちも出来ましたが中で寛ぐには暑過ぎます!
夏用のシュラフを日干し、炊事場で頭から水をかぶって・・・
これからちょっと平治岳に登ります
熱中症になる心配もありましたが
荷物は小さなペットボトルと携帯と転ばぬ先の杖1本
 

 

歩いている間やたら眠い

少し歩いて立ち止まってウトウト、これ熱中症の初期症状?

くそ暑いのに睡魔が襲う・・・


 

大戸越(うとんごし)で休憩するため座り込んだらいつの間にか眠ってしまう・・・

誰かが挨拶していくのがぼんやり聞こえたので目を覚ます

「この炎天下こんな所で寝込んで大丈夫?」と心配して声をかけて下さったのかも

10分ほどウトウトしてから平治岳最後の斜面を登ろうとしたのですが登坂パワーはゼロ

直射日光に下、揺らぐ体で少し考え、山頂手前で引き返します、もう無理・・・

ここから僅か20分ほどの行程ですが引き返します


 
 
気温はまだまだ上昇中
フラフラになりながら下山します
記憶している道のりが前回より長く感じるときには要注意です
何か体に異常が起きている証拠
 
テントに帰って大量に水を飲み座り込んで気を失って行くかのように眠ってしまいます
気分は悪くないむしろ心地良い・・・こんな時が危ないのか?
熱中症の症状はめまい、立ち眩み、足がつる、嘔吐、けいれん・・・全て当てはまらず
水分補給はこまめにしていましたからそこは回避できたのかも
そしてこれはただの疲れと睡眠不足なのか・・・
それとも加齢から?今夜はカレーだ
 
暑いテント前で1時間ほど爆睡したらちょっと回復
夕食は何もしたくないのでお湯を沸かすだけ!
脇を流れる川の水で冷やしたビールは健在
 


そして翌日は「何もしない日」に指定

山も登らない、写真も撮らない、ウロウロしない、携帯も触らない、ただただテント前で流れる雲を見たり、考え事をしたり、本や地図を見たりして一日を過す

お天気が曇っていたので苦痛とは感じません、山荘で買い込んだビールとつまみだけで長い時間がゆっくり過ぎていきます

これが自分にとって一番至福の時間なのかは不明ですが「はいかい癖」があり何か手足を動かしていないと耐えられない人にとっては苦痛な時間に感じるのかもしれません

でもそれは何もしない充実感・・・


 

3日目の朝、坊がツルともお別れ、そして法華院温泉山荘ともお別れ



テントの前室も食品や空き缶を整理したらこんなにきれいになりました。もう食い物は一切残っていません!



お世話になったトイレともお別れ



水を大量に頂いた炊事場ともお別れ




歩行速度は前々日とは見違えるほど変わりました、スイスイ歩くことが出来ます

残念なのは坊がツルを出るときは小雨だったのが長者原では本降りになった事

おかげで全身ずぶ濡れです

車内で下着だけになって雨が止むのをじっと待ちます

 

雨が止んだら車の中に放り込んだ荷物の整理


 

今夜の寝床はしっかり加湿状態 

 

 

1時間ほどしたらお天気は完全回復

別府まで54キロですか・・・温泉も良いけど



誘惑を断ち切って阿蘇に向かいます!

ここは迷わず右折車線です



これで長者原ともお別れです

信号を右折してふと前回入ったお土産屋さんを見ると何と「モンベル」に変わっていました



 

時代は変わる・・・・・

                      (3へ続く)


 








 






 

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