八幡浜(やわたはま)にて・・・
何度も四国を旅していますが八幡浜にはご縁がありませんでした。四国の西へ来ても宿毛や宇和島から北へ走ると大洲、そして松山に向かう時に八幡浜は少し西に逸れています。何か特別なことが無い限り遠回りになるとどうしても敬遠してしまいます。
八幡浜は南に位置する宇和島と比べると小さな街(市の人口比で約半分)なんですが一体どんなところなのか興味があります、「人生初八幡浜」です。いつもの事ですが初めての地は興奮します。
先ずは 道の駅「八幡浜みなっと」目指して走ります。
八幡浜からはフェリーで九州へ渡ることが出来るので衝動的に・・・出来ます。
街の中心部に入ってきました。
スーパーを見つけたので夕食の食材を購入します。
「FUJI」名古屋では見かけないスーパーです。広島に本社があるイオングループのお店で中国、四国、兵庫エリアに展開する地域密着型のチェーンストアだそうです。「マックスバリュー」と大差なし?こちらの方が清潔感があって勝ってるかも。
午後6時丁度、道の駅「八幡浜みなっと」に到着しました。
夕食の準備をする前に近くを散歩します。
目の前は海、入り江の対岸には家が並びその後ろは山。
この素晴らしい場所に道の駅を作ったのは凄い!
新しくなったフェリーターミナルに歩いて向かいます。
ここから九州に渡りたくなる・・・早朝に別府で温泉三昧とかも可能です。
八幡浜から別府まで11.800円・・・
実は名古屋から九州へ行くには四国経由の方が断然近いんです。例えば大阪から大分迄行くには四国経由ですと225km短縮、大阪から宮崎だと276kmも短縮できます。しかも時間的にはそんなに変わりません。ただしフェリー代金は重くのしかかります。運転からくる疲労、ガソリン代を考えると良い勝負なのかもわかりません。
午後7時前、街に灯りがつき始めると良い雰囲気になってきました。
近くにある大島までの渡船乗り場。
数人の釣り人が島から帰って来ました。
桟橋のベンチでビールを飲みながら夕食。
そして眠る・・・
佐田岬(さだみさき)へ
昨夜の雨も止み翌朝は快晴。今日は「日本一長い岬」を通って佐田岬へ向かいます。愛媛県の北西に位置する佐田岬は半島の付け根にある八幡浜から直線距離で37キロ、道のりで50キロあります。これは名古屋から岡崎近くまで細い半島が伸びていると考えると日本一なのも納得。
地図で見ればなるほど・・・
干潮になったら九州へ渡ることが出来そうな近さです、そんなことになったら大変ですが。
朝、プチ渋滞の八幡浜を抜けます。
短い高速道路を走って。
三崎港を目指します。そしてその先はどんどん車の数も少なくなり道幅もご覧の通り。
瀬戸内海側の絶景。
小さな港。
細い道の先に・・・
道路はここで終わり・・・
駐車場に車を停めて、ここからは徒歩になります。
四国の最西端まで歩きます。
太平洋側の海。
20分ほど歩いて灯台が見えてきました。
佐田岬灯台、到着です。
間違いなく四国最西端!
最西端からの絶景!
もちろん九州が間近に見えます。高島の後ろに佐賀関、その右に大分市。
快晴! 白い灯台がハエル。
最西端からまだ先があります。えっ、それってどーゆう事?
現在は繋がっていますがここから先は「島」扱いなんですね。
折角ここまで来たからには最西端のその先まで行きます。
陸続きになった御籠島から灯台を望む。
誤解しないように四国最西「島」と正しく書いてあります。
最西「島」ですがこんな力の入れよう・・・
さすが伊方町!原発ありますから裕福。
過去の遺産「洞窟式砲台跡」へも行きましょう。
砲台跡までの通路も綺麗に整備されてます。
二股に分かれて・・・
三八式十二糎榴弾砲(1905)と言うそうです。
120mm Howitzer Type 38
灯台の左側にも洞窟2か所が確認できます。
ここには計4か所の洞窟式砲台があったそうです。
こちらの2か所には入ることが出来ません。
海上自衛隊の艦のようです、漁船には見えません。
こちらは小型の漁船、かなりのスピード。
海は穏やかに見えますが波しぶきを見えるとそうでもなさそう。
最後にもう一度九州を拝んで・・・ お別れです。
御籠島から来た道を引き返します。
帰り道「椿山展望台」へ寄り道。
少し高台にあり灯台を上から望むことが出来ます。
観光ポスターはここからの写真が多いようです。
帰り道で・・・
駐車場が見えました。
直線距離で1kmくらいでしょうか。
佐田岬を後にして松山市には夕刻到着しました。
電車の道後温泉行と並行して走ります。
今夜はもう少し頑張って松山から今治、そして今治インターからしまなみ海道(西瀬戸自動車道)に入り来島海峡SAで朝まで仮眠します。
一日よく遊びました!
(続く)