2015年7月 九州の旅・時どき山へ その7 天草北上、そして・・・
天草には上島と下島があります、そして周りには多くの島が点在します。牛深港から北の本渡方面に向かう道は1本だけですから迷うことはありません。コンビニで飲み物を買い、牛深の街を少し探索。天草下島南部では一番人密度の高いところです。フェリーに乗った長島は鹿児島県、そしてここ牛深は熊本県です。早朝ということもあり、まだお店は開いていない所がありました。
今日は好天ですから、気分良く走り出します。フェリーに乗った長島から同じ空気、のどかな田舎町の空気、包み込むような周囲の景色、こころ弾みます。
266号から分かれて389号サンセットラインに入ります。
天草下島の西側海岸線を走る道です。
崎津バイパスを越えると入江の両側に小さな漁村が見えてきました、ここが崎津地区でしょうか。
湾を挟んで両側に家々が並んでいます。
時が止まったような静けさ・・・
運良く観光用の駐車場が空いていたので駐車して付近を歩いてみます。
小さな漁村の中にひときわ目立つ崎津教会。
タイムスリップしたかのような佇まい。
現在日曜日のミサ中です。
天草の教会群の中では一番雰囲気の良い教会かもしれません。
窓にはステンドグラスが装飾されています。豪華さは無いけれど、全体の雰囲気とかけ離れていません。
教会内は撮影禁止です。
唯一普通の教会と違うのは畳敷きであること、そしてその上に折りたたみの椅子が並んでいること。
細い路地を通り抜けると教会の入り口があります。
お隣のお土産屋さんの看板ネコがお出迎え。
教会見学の後、少し歩いてみます。
狭い路地を入って行くと小高い山の中腹に・・・
そこには崎津の家々と海を見渡せる墓地がありました。
おそらく世界的にも珍しい「墓石」だと思いますが、良い雰囲気です。
崎津教会を紹介するときに一番多く撮られるショット。
ここから、もしくは対岸からのショットが多いんですね。
港はこの時間のんびりした空気が流れています。
崎津地区を2時間ほどブラブラしたら2つ目の教会「大江天主堂」へ。
389号サンセットラインを北に少し走ると大江地区です。
小高い丘の上に立つ大江天主堂です。
崎津地区からわずか5キロ、車で10分程の所にある大江の天主堂。
こちらの方が崎津の教会よりも一回り大きく感じます。
素晴らしい教会でした。
道路沿いにくまモンが!
これも素晴らしい!
作った人、良いセンスしてます。
大江天主堂の近くにある「天草ロザリオ館」にも寄っていきます。
こんな丘の上に建つ大江天主堂です。
天草下島の西側海岸沿いを北上しましょう。
すると思ってもみなかった天草に温泉!
それも「下田温泉」
伊豆じゃありません。
これは通過出来ずにUターンして温泉街に入ります。
しかしちょっと残念な空気が流れていました、廃業や休業のお店が目を引きます。
その中で唯一元気だったのがこの日帰り温泉でした。
折角ですから入って行きましょう。
駐車場は満杯ですから「ハズレ」はないと思います。
館内は作りも設備も平均点以上の良い温泉でした。
さっぱりしたらもう一度389号を北上開始。
富岡の街を通過したら324号に入ります。
そろそろ下島の最北端までやって来ました。
もう少しのどかな海岸線のドライブは続きます。
そして車が増えてくるといよいよ下島ともお別れ、本渡の街に来ました。
のどかな天草の雰囲気はここまで・・・
本渡の天草瀬戸大橋を渡ると上島です。
このあたりから車の渋滞が目立つようになりました。
橋が多くなるとどうしても信号で渋滞が生まれます。そこへ持ってきて信号の配置や時間の設定があまり効率良く考えてありませんから、なおさら渋滞が起きます。
それが次第に増幅されて行き、天草五橋を渡るのに大変な時間をロスしました。
流れを良くする工夫がされていませんから、ちょっとのことですぐに渋滞が起きます。
まあ、景色見ながらのんびり走るには良いのかもしれません。
でもこれが仕事だったらかなりイライラするでしょうね。
最後の橋「天門橋」を渡ると三角町に入ります。
そして天草街道57号線を熊本市に向けて走ります。
残念ながら天草上島にはのどかな空気は流れていませんでした。
やはり下島だけは今のままの状態であってほしいと思いました。
今回の旅の最後の目的地がもう目の前です。この場所で夕陽の沈むのを見たら家に帰ろうと思っています。
もう日没まであまり時間がありません。急がなくちゃ!