2025 四国から九州へ 4

 

2025.05.15  

今回の旅の一番の目的は豊後水道を渡って四国から九州へ上陸すること・・・
 
2024年4月に四国最西端の佐田岬から見る九州は手の届く所にありました
しかし日程の都合で九州に渡ることは出来ず泣く泣く本州に戻ることになってしまいました
そんなことがあって今回は何としてもここから九州へ渡る・・・
 
僅か1時間余りの船旅ですが
関門海峡からではない
初めての九州上陸
 
 
2024.04撮影

 佐田岬から九州の佐賀関半島を望む
左手前にくっきり見えるのは高島
 
それでは四国佐田岬にある三崎港から出港します
「国道九四フェリー」で佐賀関港へイザ
 

 
 船が動き始め船内に入ってちょっと休憩してる間に肝心の写真を撮るのを忘れてしまいました
佐田岬灯台を海から撮る予定でした
気が付いた時にはすでに遅し・・・ 
 
 


白い灯台は肉眼で何とか確認できますから望遠レンズで捕獲!



 
 曇り空ですから昨年のような写真はどちらにしても無理ですね
 

2024.04撮影

2024.04撮影

 
うっすらですが灯台を確認することは出来ました
良かったね
 
 
 
 
フェリーはもう途中にある高島を越えて佐賀関半島の先端に来ています
あの煙突がはっきり見えるようになってきました 
 
 
 
 
ここは「JX金属精錬(株) 佐賀関精錬所」の煙突でした
 
 

 
 そして念願叶った豊後水道横断の「国道九四フェリー」とお別れです
 
 
 
 
九州上陸5分前
 
 
 
 
佐賀関港に着岸
 
 

 
九州上陸です!
 
 
 
 
まあ、なんてことはない・・・いつもの九州でした
 
 
 
 
大分方面へ向かいます
今夜の目的地はくじゅう高原はタデ原湿原のある長者原の駐車場です 
 
 

 
深夜11時、なにわともあれ無事に到着しました
途中のスーパーで買った夕食を長者原の駐車場にて
 
明日は雨の予報・・・ 



 
今日の走行ルート



                   
                     (5に続く)






 

2025 四国から九州へ 3

 

2025.05.15  

四国から九州へ ・・・
豊後水道を初めて渡る 
 
四国を東から西へ、八幡浜を目指して走ります
 
 
 
 
 
夕暮れの街を走行中、夕陽が沈んでいく
歩道橋の向こう側を良く見ると太陽が反射している
そこは海!
水平線も良く見ないと見分けがつかない 
 

 
 
午後7時、八幡浜に到着しました
 
 

 
 懐かしい気分です。丁度1年前にここで一夜を過ごしました
 
 
 
 
下の写真は昨年5月に同じ場所から撮った1枚
海を隔てた向こう側は「みかん山」です
八幡浜は温州みかんの産地です 
こちら側から見るあの山と家々はとても魅力的
向こう側からは見るこちら側はどんな景色なのか?
あの山の上から八幡浜の街はどのように見えるのか?
それも大いに興味が沸いて来ました 
 
 
 
 
翌朝、早速行動開始します
 
 
 
 
八幡浜市とはこんなところ・・・
 
 
  
 
市の案内には
 
「北は伊予灘、西は宇和海に面し、九州とも近いことから、海上交易で栄え、明治時代中頃には「伊予の大阪」と称されるほど賑わいました。現在も、八幡浜港には大分県(臼杵港・別府港)との間にフェリーが1日20往復しています。また、明治期には鉱業・海運業・紡績業などが発達し、その面影を残す町並みは風情があります。
日本一の品質を誇る温州みかんは、温暖な気候とさわやかな潮風のなか、空・海・地からの反射による3つの太陽の光を浴び、色も甘みも素晴らしい品質に仕上がります。秋になると黄金色に輝く段々畑は、将来に残していきたい日本の大切な風景の一つです。
戦後は水産業が飛躍的な発展を遂げ、トロール漁業の基地としてその名を全国に広めました。四国有数の規模を誇る魚市場には日々豊富な魚が水揚げされ、広く関東・関西に出荷され、「どーや市場」では浜値で購入できます。近年は、「ちゃんぽんのまち」「マウンテンバイクの聖地」「世界マーマレード大会」も話題を呼んでいます。」
 
そんな八幡浜市ですが私が最初にこの街を知ったのは二宮忠八翁「生誕の地」であるという事でした
愛媛県八幡浜出身の航空研究者である軍人の二宮忠八はプロペラ式模型飛行機の飛行実験を成功させた日が、明治24年(1891)4月29日でライト兄弟が初飛行に成功した日(1903年12月)より、12年も前のことです
彼の模型飛行機は「カラス型飛行器」と呼ばれていました
もちろん模型と実機の違いはありますがその飛行理論を既に知っていたということが理解できます
 
そのあたりの詳しいことはこちらに 

 
 
 
さて早速「道の駅案内所」にて自転車を借りることにします
「マウンテンバイクの聖地」とか紹介されていますのでここはそれなりの自転車を!
しかしあのみかん山を登るには大変そうなので・・・
 
「電動マウンテンバイク」という選択肢 
 
 
 
 
対岸から見た八幡浜市ですが山が迫っていますから殆ど平地は確認できません
ここから右折して山に入ります 
 
 

 
すこし高度を上げるとこの景色
九州へ向かうフェリーが見えました 
 
 
 
 
こちらは九州から八幡浜港に戻ってきたフェリーです
 
 

 
ここは温州みかんでの産地として有名です
収穫もさることながらそれまでの準備も重労働  
高齢化の影響で外国人労働者もいるようでした 
この坂を自転車で必死に登る私を見て笑顔で挨拶してくれます 
 
 
 
 
山頂が近づいて来ましたよ
脚はもう限界! って電動だろっ!
そうなんですが急斜面ではローギアで必死に漕がないと登りません
普通の自転車借りなくって本当に良かった 
 
 

 
しかしその苦労も吹き飛ぶこの景色
 
 
 
 
ここから九州は見えないけど・・・
 
 
 
 
半島の先端まで行ってやる!
でもここからは少し入った所で行き止り
そのうえ景観はゼロ・・・
引き返します
 
 
 
 
美味しいみかんを作るには1年を通して色々な準備作業が必要なんでしょうね
 
 

 
あともう少し・・・
あのアンテナが山頂です
 
 
 
 
アンテナのタワーに到着しましたが視界が悪く少し下がった所で休憩します
 
 
 
 
八幡浜市の人口密集地はこのあたり
 
 

 
中央右端が道の駅「八幡浜みなっと」
 
 
 
 
こちらが今日の「脚」パナソニック製電動マウンテンバイク
 
 
 
 
こちらは運搬作業で過労死した車達・・・
 
 

 
 この錆具合が素晴らしい!
 
 
 
 
浮き上がった塗膜
プラモの表現には参考になりそう
 
 
 
 
そろそろみかん山を下ります
 
 
 
 
高度を下げるにつれて止めておいた車が目視できるようになりました
 
 

 
このまま道の駅には戻らず市内を少し散策します
 
 
 
 
折角ですからその場所も確認しておきましょう
 
 
 
 
こんな紹介がされていました
 
 
 
 
電話ボックスもしかり・・・
 
 

 
そしてこちらがその「生誕の地」です
閉鎖したお店の玄関に寂しく建っていました
 
 
 
 
この界隈にはこんな場所も保存されていました
 
 


 
 
「てんぷら屋」さん留守で鍵が借りられず中に入ることは出来ませんでした
 
 
 
 
ひっそりとした商店街を通り抜け道の駅に帰ることにします 
 
1日を過ごした街の感想としてはとても満足でした
山があり海がありコンパクトにまとまった街があり・・・ 
あのみかん山の上りはつらかったけど眺めは最高でした
 
今回八幡浜を訪れたのは前回叶わなかった「四国から九州へ海を渡る」こと
時刻は午後3時
まだ時間はありますからこのままもう少し「日本で一番細長い半島」を走って西へ進むことにします 
 
 途中にある道の駅「佐田岬半島ミュージアム」で休憩
 
 
 
 
ここは原発で有名な「四国電力伊方発電所」があります
 
 
 
 
屋上のテラスから
 
 
 
 
 効能書き・・・
センスは認めます 
 
 
 
 
そしてここからしばらく走ると三崎町に
小さな漁港の脇にある「国道九四フェリー」三崎営業所
最短で九州へ渡ることが出来るフェリー乗り場です 
 
 
 
 
こじんまりとしたオフィス
 
 

 
乗船券を買って車内で待機
 
 

 
 しばらくして乗船
 
 

 
小さな船ですが満車となり出港
さあこれで四国を離れ九州の地に上陸できます 
関門トンネルと関門橋を使わない初めての九州上陸
興奮します 
 
 

 
九州へ渡ることが出来るという安堵感から・・・
ここで致命的なミスを犯します
海から見る佐田岬最先端の写真を撮ることを忘れてしまいました!
 
 
                       (4へ続く) 
 
 












2025 四国から九州へ 4

  2025.05.15   今回の旅の一番の目的は豊後水道を渡って四国から九州へ上陸すること・・・   2024年4月に四国最西端の佐田岬から見る九州は手の届く所にありました しかし日程の都合で九州に渡ることは出来ず泣く泣く本州に戻ることになってしまいました そんなことがあって...